復活レースでいきなり入賞!
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2003年シーズンでは復活への道のりをアップしてきましたが、2004シーズン、春のモトルネにて公約のレース出場を果たす事ができました。オマケに入賞!と上出来の成績まで収める事ができました。

昨年秋のサーキット復活走行後、11月のモトルネJAPANにエントリーしたものの、諸事情によりキャンセル(後述しま〜す)してしまった為、今回の春のモトルネがレース復活の場となりました。

では、2003秋以降の動きを順次追いかける事としましょう。
カズ氏によるサーキット走行の後、密かに次の計画が練られていました。2003モトルネJAPANへのエントリーです。
その準備として、”かいのう氏”が仕事そっちのけ(笑)でメンテナンスと改良にとりかかりました。
今回の外観上の違いはサイレンサーです。あまりの静かさとヌケの悪さを解消するため、思い切って、「エイヤァ〜!」とぶった切ってみました。(ちなみにチタンね!)
こうして着々と準備が進められ、レースへのエントリーもできました。今回のライダーは”かいのう氏”で、ACTクラスとのWエントリーです。
じゃあ、いきなり本番!というのも不安があるので、コソ練で調子を見ることにしました。
準備万端!でコソ練のつもりが・・・・やはり大きな問題が残っていました。そう、オイルもれです。ガスケット等にも問題があるのか、たった数周でトライトンはオイルまみれになってしまいます。走ることは走るのですが、こうもオイルを撒き散らしながらの走行では、他のエントラントに多大なる迷惑をかけてしまいます。

ん〜、どうしましょ?

結果は一つしかありません。やはり人様に迷惑はかけれません。
今回はレース前ではありますが、リタイヤという決断になりました。


気持ちを入れ替えて、次のレース(春のモトルネ)に照準をあて、抜本的な対策を練ることにしました。
オムツ状態のトライトンです。

あぁ〜、悲しい・・・・・・・・
こうして年も明け、オーナーの”カズ氏”は、本当に抜本的な対策を実行に移すことにしました。わざわざ関西までトライトンを搬送し、エンジンO/Hする事になりました。
主治医との相談の結果、ピストンはノーマル戻し、オイルラインの変更に始まり、出来る限りの処置をとりました。

こうして、約1ヶ月が過ぎ、トライトンを引き取りにいきました。
戻ってきたトライトンです。
よく見てみると・・・・
オイルラインが変更されています。各部のシールの具合いも良さそうです。
戻ってきて、ビックリしたことといえば、
始動性がすこぶる良くなっていることでした。キック下手クソ”とし”でもキック1発でエンジンが掛かります。以前はキックしていても、かかる!という感触が全くなかったのですが、今回はキックをおろす時に、これならかかる!という感触が足に伝わってきます。オーナーの”カズ氏”も「ワシでもかかった〜!」とルンルン顔です。これだけでもやった甲斐があるというものです。
そして細かいところまで改善点があり、深刻だったオイルもれについても、ある程度期待がもてそうです。
これが以前入っていたピストンです。それにしても、すさまじいピストンです。昔はこういった手法が多かったのでしょうか?こうなってくると、ガソリンもフツーのガスではダメですね。今では考えられないピストン形状です。
なんでも、圧縮が13もあったそうな・・・エンジンがかかるわけないですね・・・・

ピストンはノーマルに戻しました。
こちらは、外したバルブです。
さて、こうなってくると・・・・・人間に欲が出てきました。
当初は”カズ氏”がレースへのエントリーをする予定だったのですが、あまりの調子の良さに、「トライトンにヒノメを見させてあげよう!」という、表彰台狙いの作戦のもと、”かいのう氏”をライダーとしてエントリーする事が決定しました。(欲深いおいさん達だ!)

ちなみに、クラシックレースは出走する事が大きな難関(爆)となります。出走さえすれば・・・
さて、こうして準備も無事終わり、いよいよサーキットに入りました。(今回は無事サーキット入りできました)前日走行で、まずは車体とエンジンの回り具合のチェック(ワクワク!)です。
走行は2本。エンジンも当然のように一発始動!(いやぁ、こうも簡単にエンジンがかかると気持ちいいです)そしてコースインして走行を始めました。前回までだと、すぐピットインしてきてあーだこーだとトラブルに悩むのですが、今回は淡々と走っています。見た感じもそう悪くはなさそうです。ただ、ストレートの伸びは今イチのようです。こうして無事1本目の走行を終えて帰ってきました。


さて、感想は・・・・・
以前と比べても格段にエンジンのフィーリングが良くなっているようです。ただ、上の伸びがちょっと良くない(ストレートが遅いって事ですね)みたいです。


いろいろ相談した結果、キャブのセットを変更して様子を見ることにしました。ここで、次の走行までの間にトライトンを裸にして車体の再チェックです。

すると・・・・・・・・


やはり、旧車は旧車でした(笑)。以前のようにオイルダダ漏れではないものの、各部からオイルがにじんだり、他にも、えっ!と言いたくなるような小さなトラブルが発見されました。新品のはずのOリングが何箇所も切れていたり、きっちり対策した場所から再度オイル漏れがあったり・・・・・
まあ、でもカワイイものです。”かいのう氏”は一つ一つ確認しながら、黙々とメンテナンスを行っています。
そうこうしながら、2本目の走行、そして車検も無事パスできました。
やはり、”かいのう氏”は長い事、このトライトンとかかわってきただけあって、人の手を借りる事もなく1日を終えることができました。
走行毎に、この赤じゅうたんの上で丁寧にメンテナンスが続けられました。
黙々とメンテナンスしているかと思うと、トライトンの横で添い寝している時もありました。
何してんでしょ?

よくわからんおいさんだ・・・・・
パドックで試走もしていました。”とし”も乗ってみましたが、異常な程にハイギアードです。(普通のバイクの3速がトライトンの1速みたいな感じ)

パドック内試走中にエンストこいたりしたので、試しに押しがけもやってみました・・・・が、2人がかりでもかかりませんでした(泣)。押してる人間の方がバテてしまいます。(ちなみに”とし”です)するんじゃなかった・・・・・・
素直にキックすればいいじゃん!と普通は考えるのですが、この時、キックアームをピットに置いたままにしていて、取りに戻るのが面倒だったから・・・だったのですが、結果としてよけいに疲れてしまいました。

急がば回れ!ということですね。

ちなみに、このキックアームですが、走行時は外しています(コースでエンストしたらおしまい、って事ですね)ので、エンジン始動後にすぐ取り外しできるようにしています。
さて、日も変わり、決勝当日になりました。
前日までに全て準備も終わり、いよいよ予選開始です。
気合いの入ったライダー”かいのう氏”と、オーナー”カズ氏”の様子です。

何でも、今回の目標は2分10秒を割ることだとか・・・・
ピットロードでコースインを待っています。(心臓バクバク!・・・んなわけないか・・・)

実は、今回のレース、同クラスで表彰台をGETする為の天敵?が隣で待っています。#221のトライトンです。
フリー走行中の”かいのう氏”です。様子を見ながら走っているので、気合いの入った走りはこれからですね。

もちろん、撮影は”とし”です。
予選結果:
 MR−V1クラス  予選1位 2'14"029    総合 予選7位
 (MR500、OPEN/MR-V3、V2、V1混走)


な、なんと予選クラス1位!     うそでしょ・・・・・・
しかも、予選2位の#221トライトンとはタイムが8秒差!
いやぁ、驚きました。目標タイムには届かなかったものの、立派な予選結果です。
これは、決勝が楽しみです。
ただ、やはりご老体はご老体、決勝に出走できるかどうかが、このクラシッククラスのポイントです。


ちなみに、このMR−V1クラス、エントリー台数が3台だった事は、あまり大きな声で言わないようにしましょう(笑)

さてさて、ご老体にムチを打って、どうにか決勝のグリッドに並ぶことができました。
6年振りの決勝レースです。トライトン復活計画から足かけ1年!やっとこの日がやってきました。

今回のサポートはにこちゃんレーシングのオリジナルメンバーです。


いやぁ、長かった・・・・
サイティング・ラップを終え、いよいよスタートです。


果たして、決勝は・・・・・


心臓バクバク(笑)

無事決勝のスタートはきれたのですが、前述にもある通り、異常なほどのハイギアードなミッションがアダとなり、1コーナーに入るときは、ほぼビリに落ちていました。(本当に遅かった・・・)これは、かなりのハンデです。ライバルの#221トライトンは遥か彼方に行ってしまいました。
が、かいのう氏、748SPでMT−2に参戦を続けたテクニック?を駆使し、次々と前走車をパスしながらイケイケ?で順位を上げてきました。が、冷静にレース経過を見守っていたクルーから見ていると、ちょっと差がつき過ぎていたので、なかば諦めていました。
が、数周過ぎた時点で、途中経過クラス1位の#221トライトンに異変が起きました。なんと、マフラーが脱落しかけて、時々火花を散らしています。後続車からも指摘のサインが上がっています。
これは、チャンス!です。これがひどい状況になれば、ピットイン指令、もしくはリタイアの可能性が出てきます。こうなると、相手には申し訳ないですが、クルーも気持ちが高ぶってきます。「クラス優勝は頂きだー!」クルーの方が心臓バクバクになってきます。(当の走っている”かいのう氏”は知らずに走っているだろうけど)

が・・・・・、レースはそのまま進んでいきました。”かいのう氏”もかなり詰めてきて、#221と4秒差まできましたが、無情にも7周を終え、そのままチェッカーとなりました。


決勝結果:
 MR−V1クラス  決勝2位     総合 7位
 ベストラップ  2'09"975
 (MR500、OPEN/MR-V3、V2、V1混走)

見事、目標タイムをクリア、しかも表彰台となりました。パチパチパチー!

;レース終了直後のヒトコマです。
先程までの敵(#221)もマシンから降りれば、よきレース仲間!このようにニコニコ顔でお互いの健闘をたたえます。
これがレース後の充実感なんでしょうね。

ちなみに、#221トライトンのマフラー、車両保管時に見せてもらったのですが、マフラーステー近辺のマフラーがゴッソリ割れてました。ステーがマフラー本体に勝ってたみたい・・・
でもって、うれしい表彰台のシャンペンシャワーです。
いいなぁ。


実はこのショットは、すぐ近くにいたトレッ○ルの塩○さんにカメラを預けていたら、好意で撮ってくれていたものです。(”とし”は自分のレースのブリーフィングと重なっていたので、このシーンは見てませ〜ん)
これは入賞の景品のひとつです。この成績もクルーみんなの協力あってのもの!と勝手に決めつけ、後日打ち上げでおいしく頂きました。
こうして、無事、レースにも復活し、表彰台というオイシイ栄誉まで頂きました。いろいろとこの1年の間に苦労?はしましたが、トライトン復活計画!としては、上出来ですね。

やはり、バイクは走らせてナンボのもの。ガレージの片隅でホコリをかぶって寝ているより、動かしているほうが、トライトンにとっても幸せでしょう。この計画、当初はこんなはずではなかった(というか・・・・こんなに金をかけるとは思わなかった!)のですが、オーナーのカズ氏曰く、「ここまできたら、ひっこみつかんやろ!」てな事で、ここまで話が大きくなったようです。

さて、トライトン君には表彰台というプレゼントまであげたのだから、今度はオーナーのカズ氏も乗って、ブイブイいわせてもらいたいものですね。
さあ、これからがまた楽しみ、楽しみ!