軽量ホイール
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だんだんと欲は出てくるもので、暴走?してしまうと、もう止まりません。軽量ホイールに換えるのも昔とは違って定番アイテムとなってきました。当チーム員の748もホイールは全て変更しています。
ホイールメーカーもいろいろありますが、現時点ではマルケジーニ製のホイールが一番ポピュラーのようです。そういえば、うちのチームもそうですね。どうせ高いお金を出して買うのなら、「やっぱりマルケジーニ」となってしまうようです。なんとなく納得できますね。(決してマルケジーニのまわし者じゃないですよ)

ところで、周りにいっぱいホイールが転げまわっているので、いろいろと観察してみました。ちょっとした肉抜きの具合や重量を確かめてみました。ホイールの重量については、メーカー側でも公開されていますが、あくまでも1ユーザーとして実測してみました。

ホイール重量

まずは、各ホイールの重量です。タイヤ込みで測り、タイヤの重量を差し引きました。測ってみたのは鋳造マグ、鍛造アルミ、純正アルミ、純正アルミ(748R’01〜02用)です。実際に図りながら比較してみると、ちょっとした重量の差が明確にわかります。、

マルケジーニ鋳造マグホイール 5R
(フロント用) 3.50−17

重量: 3.2kg

916/748系に装着率が高い、定番の鋳造マグです。やはり単体で持ってみると、純正アルミとは明確な差です。当然ながら、走ってみると、その差は明らかです。全ての動きが変わります。

マルケジーニ鋳造マグホイール 5R
(リア用) 5.50−17、6.00−17

重量(5.50): 3.7kg
重量(6.00): 3.8kg

リア用も軽いです。同じ5.50なら純正比2.5kgもの差があります。見た目はほとんど一緒でも、マグとアルミの素材の差はここまで違うんですね。

マルケジーニ鍛造アルミホイール
M10S−Kompe
(フロント用) 3.50−17

重量: 3.2kg

鍛造になってデザインが変わりましたが、驚く事に、鋳造マグと重量がほとんど変わりません。Kompeタイプになりスポークのデザインが変わって、ますます軽量化されたようです。これでもか〜とばかりスポークは薄肉です。鋳造と鍛造の製造工程の違いが素材の差を埋めています。

マルケジーニ鍛造アルミホイール
M10S−Kompe
(リア用) 5.50−17

重量: 4.7kg

リア用については、Kompeタイプになっても、デザインは鍛造マグと変わっていません。その分重量にも反映して、鋳造マグ比1kgの差があります。こちらは鋳造マグにはかなわないようです。

DUCATI純正アルミホイール
(フロント用) 3.50−17

重量: 3.6kg

純正ホイールは鋳造のアルミです。昔のアルミと比べると、かなり軽量にはなったようですが、鋳造マグとの差は明確です。

DUCATI純正アルミホイール
(リア用) 5.50−17

重量: 6.2kg

同じくリア用にはもっと差が出てきます。持ち比べると・・・あまりの差にビックリします。メーカーにもよりますが、5.50サイズの他のメーカー純正品だと、10kgに近い物もあるようです。この差を知ってしまうと、ホイールを換えたくなりますね。

DUCATI純正
軽量タイプアルミホイール
(リア用) 5.50−17

重量: 5.0kg

同じ鋳造アルミ純正品でも748R’01〜用は、かなり軽くなっています。上の純正品比でも1.2kgの差があります。ちょっとやりすぎじゃないの?という感じがしないでもありません。

マルケジーニ鋳造マグホイール

マルケジーニの5本スポークタイプの鋳造マグホイールですが、長い製造期間中に何度も細かく変更が行われているようです。ちょうど現物の確認もとれているので見てみましょう。また、この鋳造マグ、多くの人に受け入れられてかなり出回っていますが、気になる点もあります。綺麗好きの人には????と言いたくなる点もあります。

片持ち用のホイールを裏から見たところです。スポークの裏側のデザインはこのように綺麗に肉抜きされているのが特徴です。ただ、切削具合はあまり綺麗とは言えません。お掃除はちょっとやりにくいですかね。

塗装は・・・・製造年にもよりますが、あまり良いとは言えません。白、つや消しブラック、ゴールドあたりがよく出回っているようです。

ところが、ある製造年(’98〜’99前後でしょうか)は、このようにスポークの裏にはリブが入っているモノもあります。強度的に何かあったのでしょうか?でも、この後また上の写真のように戻っています。

マルケ鋳造マグで悪名高い点として、このようにミミズが走っているトコですね。全モデルが全てこうなっているワケではないようですが、よく見かけます。フロントだけ、リアだけ等の関係はないようですね。”かいのう”、”とし”のはあまりなっていませんが、”まつてっく”のはヒドイですね。
これは、塗装の縮みでなっているものと思われますが、消費者の立場としては、高い買い物の割にはちょっと頂けないですね。
それだけマグの上の塗装状態が良くない?という事でしょうか。

DUCATI純正鋳造アルミホイール

’99年式の996フォガティファクトリーレプリカから採用された5本スポークタイプの純正アルミホイールですが、それまでの3本スポークタイプの例にならい、マルケジーニ鋳造マグホイールのデザインとほぼ同様になっています。ブレンボ製のホイールですが、マルケジーニを傘下にもっている強みですね。
ところで、この5本スポークの純正アルミ、748/9XX系用として2種類存在しています。748Rの’01〜’02モデル、998Rにのみ、見た目はほとんど同じですが、軽量タイプのホイールが奢られています。
上の重量にも示していますが、鍛造アルミに迫る軽量化を鋳造アルミで実現しています。最初からコレが装着されているのは、とてもありがたいのですが、実はネガな部分もあるのです。軽量化自体はスゴい事なのですが、鋳造であまりにも軽量化を進めたため、ホイールが曲がりやすい、といった事も発生しているようです。実際、よく耳にします。例えば、サーキット走行でランオフエリアに飛び出してしまって、仕方なしに砂利の中を走行したらリムが曲がった・・・なんて事もあったようです。
軽量化の恩恵を受ける時もあれば、しっぺ返しを受ける時もある、という事ですね。ただ、”Rモデル”のみの採用からもうかがえるように、DUCATIならではの、性能との引き換え?と理解しましょう。

まずはリム部分の比較です。
こちらは、通常の純正アルミです。


で、軽量タイプの純正アルミです。
リム部分にも肉抜きがはっきりと分かりますね。塗装色も同じガンメタ系でも、こちらの方が淡い色合いになっています。


次は、スポーク部分です。
やはり、純正アルミからです。スポークの角や全体的にも丸みがあるのが分かりますね。


こちらは、軽量タイプの純正アルミです。
上とよく見比べてみると、全ての面がピシッと削られているのが分かるでしょうか。角の部分もはっきりしています。
とことん、削りまくっています。このような工程の結果が、ホイールの大幅な軽量化につながっているのですね。

で、ホイールをダメにしてしまうと・・・・

曲がった、マルケジーニ鍛造アルミホイールです。これは”とし”のホイールですが、お山で転倒してコンクリート壁に激突した結果です。
まあ、見事に曲がってます。これにアクスルシャフトを通してクルクル〜と回してみると、タコ踊り状態です。
でも考えようによれば、当たり方が良かったみたいで、アクスルシャフトやFフォークにダメージはありませんでした。全てホイールがダメになる事で全てを吸収してくれたようです。
昔、マグホイールは割れる!と言われていた時期もありましたが、決してそんなことはありません。知っている限りでは、マービック3本スポークやテクマグ(テクノマグネシオ)の時代以降は、衝撃を受けた時は全てこのように曲がるように設計されています。安全面でも進歩しています。
マグホイールの場合、塗装が剥げた部分についてはタッチアップペイントしておけば酸化も防げ、安心して長期間使えますね。

アフターマーケットで販売されている主要なホイール等は純正品と比べて軽量(純正もかなり軽量化される時代にはなりましたが・・)なので、走りについては必ず満足できるモノでしょう。マルケジーニの鍛造ホイールについては、塗装も以前の鋳造マグまでと比べても格段にクオリティが向上しており、見た目も非常によろしくなってます。お金さえゆるせば、サスペンションへの負担も減らせ、一段上のクオリティの足回り全体のセットが出来るはずです。