今回の参戦者＆サポート部隊

とし　　　　−−オープンＳＳ　　　　　ＤＵＣＡＴＩ　７４８Ｒ
たけうち　　−−Ｉ−ＪＳＢ１０００　　ＢＭＷ　Ｓ１０００ＲＲ
たかはし　　−−３８オープン　　　　　ＢＭＷ　Ｓ１０００ＲＲ
かいのう、うつのみや　　−−サポート組




　やってきました、真夏のモトレボ第３戦です。今回はエントリーが増え、“とし”、“たかはし”の前回参戦組、そして今年初レースの“たけうち”の3名です。“たけうち”は来年からの全日本レギュレーションが決定したST1000クラスへの参戦を見据え、レギュレーションにマシンを合致させてのI-JSB1000クラス参戦です。やっと重い腰が上がったようで、今年言い続けていたレースヤメルヤメル詐欺から脱却し、改心したようです（笑）。7月中旬には“とし”、“かいのう”、“たけうち”の3名で練習走行に行ってレース前のテスト。最近、タイム上がらない病にかかってる“とし”は、“たけうち”に748Rに乗ってもらって、大幅な見直しを画策。“たけうち”は初のDLスリック、ノーマルキャリパーへ戻し、ノーマルRサスリンク戻し等を施してST1000クラスに合致させてのテスト。それぞれ、それなりの収穫はあったようです。“たかはし”は6月のレースで壊したマシンの修復を終え、8月に入ってから練習走行をこなしてきたようです。ちなみに、“とし”は5月から7〜8kgの減量に成功し、身体も大幅にシェイプアップ。後は、暑さとの戦いです。

　土曜朝に“とし”と“かいのう”がゲートオープンと共に現地入りしてみると、ピットには“たかはし”のマシンが置いてあります。どうやら徳島な方々を含め、金曜日にコソ練をたんまりこなしていたようです。やりますな！（笑）。今回の土曜日の予定としては、フルに練習枠を走るようにしているので、午後からの練習走行、受付、車検、タイヤ交換の作業がたてつづけになってしまい、夕方まで忙しさが続く気配です。“とし”は、最初の1本を“たけうち”が748Rに乗って他人の眼による車体セットの見直しを行い、最近のタイム低迷からの脱却を図ります。そして大幅なセット変更をした上で2本の練習走行。“たけうち”は、3本のJSBクラス練習で車体煮詰めと、748Rでの走行の計4本走行を暑い中に走ります。“たかはし”は、前日走行後にタイヤ交換を自分でやった（今までのタイヤ交換訓練の成果？・・そして“とし”に怒られないように・・らしい　笑）ようで、土曜日は2本の練習枠を淡々と走ります。午前中は練習走行のみなので、淡々と時間が流れていきました。今回も、受付はお隣ピットの”Miwaさん”が引き受けてくれ、一つ手間が減って助かりました。“たかはし”は、2本の練習走行の後、黙々と自分でタイヤ交換を実施。ただ、思うように進まない点があって、すかさず“とし”にチェックされ（笑）、手助けが入る場面も。それにしても、かなり自分でタイヤ交換できるようになったので、なかなかの上達ぶりです。

　“たけうち”も遅い時間の最終の練習走行を終え、あわてて車検へ行きました。通常はこの後タイヤ交換するところですが、タイヤ交換は日曜日朝に延期（時間が余って暇？らしい）して、本日の作業を終えました。問題は“とし”！受付時間、走行時間、車検のタイミングがうまく合わず、16:20に練習走行を終えた後に、あわてて車検の準備をして車検へ（今回は待ち時間無し、おとがめ無し）行き、ピットに戻ってからタイヤ交換の実施です。翌日の予選が早く、ウェイティングエリアに早々に並べてコースインする作戦もあり、土曜日中のタイヤ交換を言い張ってます（反対意見多数・・・笑）。夕方の時間がタイトになるのが事前に予想されていたのもあり、“とし”は、事前にスペアホイールに新品タイヤを組み込んで、少しでもタイヤ交換の時間が短縮でき、皆にブツブツ言われる（笑）のが少なくなるよう段取りしていました。これにより大幅に時間短縮とはなりましたが、それでも「明日の朝に時間あるんだから明日にしなされ！」とブツブツ言われていましが、そんな外野の声は無視です（笑）。徳島勢は、バタバタしている愛媛県勢をあおるかのように早々に作業を切り上げ、湯郷の町に消えていきました。遅れる事約1時間、とりあえず目途もついたので本日のお仕事をお終いにして、後追いで焼肉力亭へ行きました。そこでは徳島勢が既に出来上がっており（笑）、加勢する感じでワイワイとやりました。結果、いつもより長くココで盛り上がり（徳島勢はさっさと切り上げ、先に温泉に消えていきましたが・・）、定番コースの湯郷温泉、そしてロッジに帰って2次会、遅くまでやり上げましたとさ。

　翌朝は、恒例の“とし”による強制5:30起床。ブツブツ文句を言う者もいますが、6:00までにはピットへ。別部屋の“たかはし”は約1時間の遅刻（笑）でピット入り。今日も暑くなりそうです。“とし”は、マシンの最終チェックをして早々にウェイティングエリアに並べます。ストレートが非力なマシンで、周りは4発600cc〜1000ccのバイクばかり。先にコースインして、少しでもクリアラップを取る作戦です。“たけうち”と“たかはし”は予選最終組なので、時間があります。“たけうち”は予定通り朝からタイヤ交換して時間をつぶしている様子。

　そして、“とし”のオープンSSクラス予選開始です。前日練習で大幅に変えたセットに新品タイヤ。土曜日のマシン大幅改革に協力してもらったのもあり、言い訳きかないので、行くしかありません（笑）。一部“とし”より速いバイクと小競り合いはありましたが、作戦はだいたい当って、ほぼクリアな状態。走ってみると、いい感じで今までよりアクセルが開けれ、フロントの接地感も良好、狙ったラインをトレースできて妙な挙動も無い！マシンが生まれ変わったようで、乗ってて楽しく戦闘的になるバイクに変化していました。タイムはそこそこの感じでまだイケたはずでしたが、今後の走りの引き出しがふえました。

　最終の予選は、“たけうち”と“たかはし”。前日に思ったようにタイムが上がらなく悩む“たけうち”と、前回のレースでは1周も回れず玉砕した（笑）“たかはし”、さっそうとコースインしていきます。淡々と周回を重ねる2名、今度は問題を起こす事も無く、安全に戻ってきました（笑）。2名ともそこそこのタイムを出して戻ってきましたが、決勝ではもう一伸びが欲しい予選タイムとなりました。

　“とし”は、午前中の決勝です。各予選が終わった後、出走準備に入ります。今回は思いもよらない整備が発生する事も無かった（笑）ので、自身のペースでゆったりと準備ができました。後は暑さとの戦い、4番グリッドからのスタート。決勝での表彰台を目指していくのみです。スタートは1コーナー進入までに1台抜いて3番手で入るも、2コーナーに入るまでのあっという間に抜き返され4番手に戻って、レースは進んでいきます。この後、ストレートが遅い“とし”、定番化してしまってるバックストレートであっさり抜かれ、その後ついていこうとするもジワジワと離され、気が付けば後続車も離れて一人旅となってしまいました。結局、そのまま5番手でチェッカーとなり、表彰台が遠いものとなってしまいました。まだまだ修行が足りないようです。レースタイムはほぼ自己ベスト、単独走行でニンジンがぶら下がった状態でのタイムで無かったのが今後の伸びシロといったところでしょうか。

　さて、ここから決勝最終組のJSBクラス決勝までの時間が長い・・・。暑い事もあり、皆で2,000円を支払ってVIPルームのビュッフェへ涼みに行きます。この酷暑を乗り切る為には、冷房完備の部屋、年寄り達にはマストアイテムとしつつあるようです（笑）。行ってみると・・・知ってる方が多数たむろしてます。やはり考えは一緒のようですね。食事は美味しいし、レースを観戦しながらの食事・・・極楽ですなぁ。あまり長居してしまうと、それこそピットに戻れなくなってしまうので、適当なところで退出です。

　なんとか時間をつぶし、最終レースの“たけうち”と“たかはし”の出番です。ウェイティングエリアへバイクを移動し、ライダーはピットの日陰に入って少しでも暑さをしのぎます。時間が開きすぎると、気力も含めて疲れが増してくるので、かなり気合いを入れ直さないといけません。そして決勝はスタート。2名ともそこそこのスタートで始まります。“たけうち”は何とか予選タイム近くは出しますが、それ以上のタイムが出ません。周回を重ねるうちにタイムも落ち始め、ポジションも落としていきます。昨年のレースからマシンの仕様が変わってるとはいえ、ちょっと落ち過ぎでしょうか？結果は他車のペナルティもあって2位表彰台となりましたが、ちょっと本人は落ち込んでいる様子。“たかはし”もそこそこのタイムで周回しますが、クラストップ車からはだんだん離され、やはり2位となりました。38オープンクラスはJSBクラスとの混走という事もあり、タイムの割りには走行状態が目立ちません。猛者達の荒波に揉まれてる感バリバリですね。レース後は“たけうち”のみ車検場に車両保管となります。これが問題（笑）で、誰が緩い上りの道のりでバイクを炎天下の中押して行くのか・・・クルー側の攻防が始まります。心の中で「表彰台はいいんだけどマシンを押して持って行きたくないなぁ、誰か持って行ってくれよ！」と心の中で叫んでいます。今回は“かいのう”が押していくハメに・・（笑）。いつもは車両保管で車検場に置いておけばよかったのですが、今回は宿題が出てしまいました。アンダートレイを外し、エアクリーナーボックスを開けなさい！とのオフィシャルからの指示が・・。“とし”が必要な工具を用意して車検場に飛んでいき、分解をはじめます。アンダートレイは今までも脱着経験があるから問題は無いものの、エアクリーナーボックスは触った事ないので、全くどうなっているのか知りません（汗）。だいだいのめぼしをつけながら、バラしていきます。途中、電話で本人に確認し、さらにたまたま近くにいた“かっぱさん”、“たなかさん”（最近までS1000RR所有してました）も加勢してくれ、無事作業は完了となりました。この、最後の作業だけ余分でしたね（汗）。

　第３戦は、波乱もなく無事終了となりました。終わった事は終わった事！次への課題を持ち、10月のレースに向けて始動ですね。大きく反省してる方（笑）も、次への希望が持てた人も、今年最終レースで気持ち良くレースできるよう、精進あるのみです。

2019 MOTO Revolution
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