今回も楽しいレースWEEKとなりました。BMW軍団との対決、地元のライバル?”けんさん”(748SP)との勝負!など、イベントレースならではの、わきあいあいとした雰囲気の中で意地の張り合いとなりました。BMW軍団のクラス優勝、DUCATI軍団の表彰台と、けんさんとの1本勝負にもかろうじて勝ち、なんとか面目がたったかと思われます。
総帥カズ氏も当初は「行けん!」と言っていたものの、やはり我慢できなくなったのでしょう。レース当日の強行参加!で、総帥としての気合い十分でした。
楽しいレースで楽しく勝負!「親しきなかにも勝負あり!」(なんのこっちゃ・・・)


ちなみにレース終了後、”とし”はタイヤサービスに行って「古タイヤって回収してくれるの?」と聞くと、あっさり「出来ません!」と言われてしまいました。それを後から聞いた”カズ氏”、どこへやら消えていきました。しばらくすると、「話つけてきたぞ!」・・・・・・、なぜか古タイヤを回収してくれました。
さすが、”カズ氏”です。どういった交渉をしたのかはわかりませんが、さすが交渉事とゴネ方は天下一品です。ありがとござんした(笑)。

2004.08.14 前日練習


いつものように土曜日早朝TI入りだったのですが、今回はピット確保要員として、同じ地元の”Teamけん”の”けんさん”が金曜早朝入りする事になっていたので、「ピットを確保しとけー!」と指令を出していました(笑)。というのも、ハーレーのレース&イベントが金〜土曜日にかけて開催されるので、ピット確保どころか、青空ピット確保も???の感があったからです。”とし”は「これでピット確保はバッチリ!」と安心していたのですが、金曜日夕方に”けんさん”から電話があり、「取れませんでしたー、すんましぇ〜ん」と、つれない返事(おいおい、金曜朝入りでもかよー)。まだまだ読みが浅かったようです。
こうして、いつものようにTI入りと同時に青空ピット確保大戦争となりました。おかげさまで、トランポとテントひと張り分を強引に確保しました。BMW勢は、専用ピットを主催者が用意している為、余裕のピット入りです。(くそぅ!)
そうこうしながら、朝一の走行をするべく”かいのう氏”を誘ったところ、ほぼ徹夜でTI入りしたのが年寄りの体にはきつかったのか、「よう走らん、キャンセルじゃ〜」と、早くもヤル気モード0%です。(いったい、何しにきたんでしょ?)「しょうがねえなぁ」と、今度は”けんさん”をお誘いに行くと、「ノリノリで行きますー!」と元気いっぱい。やはり、若者はヤル気が違います。
こうして”とし”は道連れを確保し、走行準備に入ったのですが、ここでTI入りする前に恐れていた尿○○石の爆弾がいきなり破裂!TI入りしてしばらくすると、いきなり痛みとの格闘になってしまいました。痛みをこらえながらマシンの走行準備をし、ツナギに着替えました。(そこまでして走らんでもええやろ!この貧乏症!おとなしくしとけ!という声が家から聞こえてきそうです・・・)同行者も心配そうな顔です。ところが・・・・・着替えを済ましマシンに跨ったところ、不思議な事に痛みが消えていきます(なんちゅうゲンキンな体なんでしょ?)。そうこうしていると、パドックの通路で”けんさん”が「一緒に走ろうゼ!勝負や〜」とばかり、”とし”が出てくるのを待っていました。”かいのう氏”がそれを見つけ、「おいおい、待ちよるぞ〜」と知らせてくれると、ノウテンキ”とし”は、「かかってきんしゃ〜い!」・・・もう痛みの事は忘れてしまっています(アホ)。案の定、走っている間は全然(多分・・・)大丈夫でした・・・・・・が、走行を終えてツナギを脱ぐと・・・・その瞬間から、また痛みとの格闘です。どういうことなんでしょ?人間って、こんなもんなんですね。
ちなみに、この朝一の走行枠、当チームで元気に走ったのは、あとリハビリ”石川氏”だけでした。みんな、ヤル気はあるのだろうか?

そうこうしているうちに、皆もだんだんヤル気が出てきたようで、ゴソゴソと昼前の走行準備をしていました。”とし”の場合、1本目の走行でRタイヤが滑り始めていたので、思い切って前後新品に交換です。ここでも痛みは全く引かず、顔をひん曲げながらタイヤ交換していました(見かねた”かいのう氏”も手伝ってくれました)。徹夜明けの”かいのう氏”もどうやら体が目覚めたようです。BMW勢も気合いは十分!この練習1本にかけているようです。ちなみに、今回の走行は、当チーム5名全員が同じ走行枠を走るようになってました。それとプラス今回は”けんさん”、”こうもりおいさん”も含めると7台です。こうなると・・・・・・やる事は決まっています。「勝負じゃ〜!」
と思いきや、皆さんそれぞれマイペースで走っているようでした。と言うか・・・・あまりにも走行台数が多く、思ったようなペースがつかめれなかったようです。”とし”の場合、”こうもりおいさん”のちょっと後ろを走っていたのですが、運良く?、”ビッグマウス徳野”に追いついてきたので、「へへへーっ!」と、ここぞとばかり抜きにかかりました。普段は違うクラスなので、一緒に走行する機会が滅多にありません。
ところが、”とし”は重大なるミスを犯していました。走行開始から2〜3周で気がついたのですが、「給油」を忘れていたのです。そう、あまりの痛みの為に・・・はいっ。「これはマズイ!」と思ったものの、後の祭りです。適当なとこで走行をやめるか、ガス欠しかありません。ここでの選択は、「”ビッグマウス徳野”を抜いてから走行をやめる!」でした。
この時、”こうもりおいさん”、”ビッグマウス徳野”、”とし”の順で走っていたのですが、2コーナーで突然”こうもりおいさん”が手を上げて走行をやめてしまいました。その後、”とし”が”ビッグマウス徳野”を抜いて約1周を走ったころ、モスSで、やっぱりというか、当然というか、ガス欠となり、手を上げてスロー走行になってしまいました。これで一番ストレスが溜まったのが、”ビッグマウス徳野”です。走行後、「どうしてみんな俺の前で手を上げてヤメるんや〜」とスネていました。が、勝ち逃げは勝ち逃げ!へへへっ。
ところが、ガス欠した”とし”にはココから試練が待ち受けていました。アットウッド出口アウト側のバリアに届く前にで止まってしまいました。しかも上り。「これはまずい!」と思い、必死でバイクを退避しようとしますが、上りのしかもコース外。そうでなくても体調は最悪なのに、汗だくになってバイクを退避させました。しかも、回収車に乗ってピット帰り。はい、疲れました・・・・・
その後の”とし”は・・・・・・・・・”よしさん”が遊びに来ても・・・それどころじゃない(ごめん!)・・・・かろうじてハーレーのイベントのアクロバット飛行は何とか見たものの・・・・・・車検は何とか済ませ・・・・・・夜まで痛みとの格闘は続きました。
こうして一日は過ぎ、皆は恒例になっている夜の湯郷巡りへと消えていきました。(”とし”は死亡状態の為、キャンセルして寝てました・・・)
2004 夏のモトルネッサンス

今回の参戦者&サポート部隊


かいのう −−ACT  DUCATI M900
とし    −−MT−2   DUCATI 748R
カズ    −−当日サポート組
とくの   −−ボクサートロフィー BMW R1100GS
石川   −−ボクサートロフィー BMW R1100GS
大西   −−ボクサートロフィー BMW R1100GS


暑さにもめげず、元気に5名がエントリーしました。
”とし”は家庭の諸事情?により今シーズンの締めくくりになる可能性が高い為、お盆行事を全て無視(笑)し、真っ先にエントリー表明していました。また、以前から”けんさん”とMT−2クラスで直接対決を約束していた事もあり、引くに引けない(笑)事情もありました(かかってこんか〜い!)。ここでやはり道連れが必要!とばかり、”かいのう氏”をそそのかし、無理矢理エントリーに誘い込んだところ、当の本人もだんだんやる気になってきて、やはり家庭行事と村行事を全て無視!)、なんとOVER40とACTにWエントリーとなりました。
ところが・・・・
レース受理証とスケジュールが来て見てビックリ!なんと、OVER40とACTは続きのスケジュールになっているではありませんか。違うマシンでピットクルーがちゃんといればイケルかもしれませんが、マシンは同じ、ピットクルーの数も最小限・・・・これは、どちらか諦めるしかありません。”かいのう氏”は早速主催者にお伺い(といってもタカビーな態度ネ!)したところ、「ん〜、無理がありますねぇ〜」との返事、Wエントリー費を返すから好きな方に出てください、との事。「しょうがないなぁ(@_@。」と、ACTに絞ったのでした。(実は、OVER40はとんでもない”おいさん達”が多いので、内心ホッとしていたようです)

BMW勢は、相変わらずのマイペースで、”商店主”にいたっては世捨て人となって北海道ツーリングに行ってしまっていました。実は”商店主”、今回のモトルネに向け、にゅ〜まし〜んR1200GSをオーダーしレースに臨むつもりだったのですが、予定が狂って納期が大きくずれ込み、にゅ〜まし〜んでの出走を諦め、従来のR1100GSでの出走(これで最後か?)となりました。”石川氏”、”ビッグ大西氏”は、ここで一発商店主をかましてやろう!と心に秘め、闘志を燃やしていたようです。

ところが、ここで問題勃発!最近、体からの悲鳴が時々聞こえていた”とし”ですが、モトルネ入りする週に入って、突然腹痛を訴え、なんと救急病院に行ってしまいました。そこで診断されたのは「尿○○石」。念のために翌日、かかりつけに行っても診断は同じ・・・・こりゃまいった・・・・医師も「お盆で休みに入るから、痛くなったら救急にでも行ってね♪」と冷たいお言葉。この病気、痛む時は顔がひん曲がるほど痛いとか・・・案の定、モトルネ入りするまで病状は良くならず(というか、痛いまま)・・・・家族にも反対されましたが、ココは強行出発(貧乏根性まる出し)する事とし、現地で痛い目に合わない事を願うことにしました。

”けんさん”+DUCATI 748SP
       +ジレラ サトルノ

おまけ


皆の走行写真です。見てミソ!
ここで、何か一つ足りないものがありました。そうです。カズ氏の存在です。なんでも今回は土曜日に、うん十年振りの同窓会があるとかで、TI入りしていません。・・・・・・・が、やはり虫が収まらないのか、日曜日に単独TI入りする予定となっていました。そして、予定通りお昼にはTI入り。いきなりピット(実は前日夜にピットを確保したのでした!)がうるさくなりました。この人の存在は、やはり強烈です。
天気も見事回復し、決勝はドライです。(あぁ、よかった〜)
こうしているうちに、ボクサートロフィーの決勝です。”ビッグマウス徳野”は密かにクラス優勝を狙っています。というか、顔ぶれを見て、すでにその気になっています。”ビッグ大西”は、予選での転倒により決勝はキャンセルです。で、”石川氏”のサポートに徹しています。
そして、決勝のスタートです。”ビッグマウス徳野”は思い通り、いいポジションにつけていますが、ちょっと元気がないのは”こうもりおいさん”です。ズルズルとポジションを落とし、”徳野氏”からも差をつけられています。”石川氏”は着実に走り、一時期のような迷路からちょっとづつ抜け出しているようです。密かに自己ベストも更新しています。ところが、数周走ったところで急に天気が怪しくなり、パラパラと雨が降り始めました。(またかよ〜)こうなると、ペースアップは望めません。タイム更新どころか、今のポジションキープで精一杯です。そして、結果は・・・・”ビッグマウス徳野”はクラス優勝です。(ん〜、オイシイやつだ!)

お次はMT2/ACTクラスです。”かいのう氏”は何を思ったのか、新品のリアタイヤを購入してセッセと装着しています。何でも・・・・不安なタイヤでコケるより、素直に新品で安心したい!とか。昨年の悪夢でのお勉強が役に立っているようです。が、持ってきたウォーマーは使わずじまいです。
”とし”は、半分どーでもいいやー!的な感じだったのですが、”けんさん”のピットクルーとして来ていた”哲っあんさん”が一言、「手伝ってあげるから、出来るだけの事しようよー!」これで、後に引けなくなってしまいました(ちなみに、”けんさん”の748SPはほったらかし!)。”かいのう氏”から奪った(というか半強制的に使わされた?)ウォーマーは、ピットから出る時に外してしまおうと考えていましたが、この一言でウェイティングエリアまで発電機持参で本格的にウォーマーをかけ、強制的に戦闘態勢にさせられてしまいました。こうなると、意地でも”けんさん”に勝たなくてはなりません。
ん〜、困った・・・・(笑)   ちなみに、”かいのう氏”はマイペースです。
グリッドは”とし”と”けんさん”は並んでいます。”かいのう氏”は後ろの方で、やはりマイペース。”とし”としては、絶対に”けんさん”を前に出さない!これを鉄則として考え、気合いを入れました。
さて、スタートしてみると、案の定”けんさん”は1周目アットウッド入口で強引にインに入ってきて、一瞬前に出てきました。が、先程の鉄則通り、インに入られてもそのままアウトから強引にかぶせ、何とか前に出すのを回避しました(あー、危なかった(汗))。その後は、とにかく突っ走るのみ!すると、ちょっとづつ間が開き始め、一安心です。こうして周回を重ねていくのですが、混走のACTマシンにおいても、排気量もあってか、ストレートでも速いです。ちょっとミスすると、ストレートで抜くまでにもっていけません。恐るべしACT!というか、単に”とし”が「へたっぴ」なのかもしれませんが・・・・
が、”とし”としては、まあまあいい感じで周回を重ね、前の集団にもだんだん追いついてきました。前日の痛みはどこへやら・・・・(ほんとゲンキンな体だ!)。ちなみに、”かいのう氏”は・・・・相変わらずマイペースですが、一応モンスターにおけるベストを更新しながら走っていたようです。そのままチェッカーを受け、”とし”はピットに帰ろうとすると、何やら「ピットロードに行け」との合図。???あれっ?もしかして入賞?どうもクラス3位のようです。ピットロードを通過しながら自分のピットを覗いてみると、誰もいません。どうやら、”とし”の3位表彰台に気がついてないようです。マシンを止めても、誰も来ません。「おいおい!」と思っていると、”哲っあんさん”だけ・・・があわててスタンドを担いで来てくれました。その間、マーシャルは「クルーの方は・・・来るの?」と心配してました。「おいおい!」
”とし”は、表彰台でのシャンペンシャワーは初体験です。いつも激戦区で後ろの方を走ってばかり・・・MTクラスでも猛者ばかり・・・まさか入賞するとは思ってもいませんでした。
しばらくすると、皆が表彰台に寄ってきてくれましたが、後から聞いてみると・・・やはり知らなかったようで、ピットに帰ってくるのを待っていたようです(笑)
ま、いいか!

”かいのう氏”+DUCATI M900


”とし”+DUCATI 748R


”徳野氏”+BMW R1100GS


”石川氏”+BMW R1100GS


”こうもりおいさん”+BMW R1100S

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2004.08.15 レース当日


前日夜からの雨が上がりきらず、起きてみると・・・・・がっくし、濡れています。そういえば、”ビッグマウス徳野”が遠征前からこんなことを言ってました。「どうせ、予選は雨や!」、バカヤロー!ホントにそうなっちまったやんか〜!
その後、天気はパラパラと降ったりやんだり。いまいちはっきりしません。ただ、天気としては回復傾向のようで、少しづつではありますが、路面もところどころ乾いてきているようです。ただ、こういったコンディションは、はっきり言って「一番イヤです」。各クラス予選を見ていても、レインタイヤを履いていたり、ドライタイヤを履いていたりして、タイムもバラツキがあります。さあ、どっちにしましょ!
ボクサートロフィーの面々は、バイクがストリート寄りのせいか、本格的にレインタイヤをはいている人はほんの一部(ちなみに”こうもりおいさん”はレイン!)で、当チームは、皆そのままのタイヤです。さっそうと皆予選に出て行ったのですが、”石川氏”は前回の教訓もあり、慎重に走っています。”ビッグマウス徳野”は手馴れたもので、そこそこのペースです。問題児は、”ビッグ大西”です。前回のレースにおける走りで、「イケイケ状態の怖いもの知らず状態」にちょっと不安を感じていたのですが、その不安は的中してしまいました。予選に出て行ったのはいいのですが、1周目から戻ってきません。どうやらヤッテしまったようです。予選終了してしばらくすると、泥まみれのGSが戻ってきました。いきなりアットウッドコーナーでフロントからスリップダウンしたようです。本人にケガは無いようなので、何とか一安心です。まあ、いいお勉強と言う事にしておきましょう。
さて、お次はMT2とACT、”とし”と”かいのう氏”です。路面もところどころ乾いてきていますが、やはりウェット状態です・・・・・・が、2人ともドライタイヤのままで走ることになりました。なぜかって?単に面倒くさかっただけです。こんな事してるからダメなんでしょうねぇ(笑)
が、”とし”はちょっとでも上のポジションに行くべくというか・・・”けんさん”より上の順に行きたかっただけ!ちょっとだけ頑張ってみました。1周毎に確実にタイムを詰め、最後の周で、なんとかまあまあのタイムになりました。”かいのう氏”は・・・・・”とし”も抜きましたが、ヤル気モードほとんどゼロ状態です。
予選順位を見てみると、”とし”は”けんさん”のひとつ上!おー危ない危ない!まあ、でも予選は公約通り勝ち!です。(内心ホッ!)