そして次は、カズ氏のグラストラッカーです。ここで驚いたのは、オフィシャル全員がいつの間にかSUZUKIのジャンパーを着ていた事です。(徹底しています)そしておねえちゃんも多い。んでもって専属カメラマンもついている。エントラントには、いたれりつくせりです。やはり、メーカーがバックについたワンメイクレースは、他クラスの雰囲気とは一味違います!(エントリー台数はちょっと寂しいですが・・・・・)
んでもって、レースは?というと、やっぱりマイペース”カズ”です。これしか言い様がありません(笑)
最後は、MT−2クラスです。今回はACTクラスとの混走です。最近の傾向としては、MT−1との混走ばかりだったので、意外?な組み合わせです。ちなみに、”まつてっく”はMT−2へのエントリーは初めてです。二人とも1コーナーアウト側からのスタートだったのですが、”とし”は運悪く?(言い訳)引っ掛かってしまい、2コーナーまでにだいぶポジションを落としてしまいました。これが最後まで響いてしまいました。前走しているGUZZIが抜けない病になってしまったのです。ストレートは排気量にモノを言わせているので、ついて行くのが精一杯です。で、コーナー入り口で刺そうとしたら、GUZZIも突っ込みまくり、抜けません。その反動でコーナーでヨタヨタしているGUZZIに引っ掛かり、こちらもラインを乱されてしまいます。結局、GUZZIを抜くのに4周も費やしてしまいました・・・その間に、某酒飲みYさんにも抜かれてしまい、さらにガックリ・・・これはアカン!とばかり追いついて一度は抜いたのですが、一度乱れたペースは戻らず、抜き返されてしまいました。某酒飲みYさんには負けたくない”とし”は、最後のカケとして、最終ラップのダブルヘアピンで抜こうと準備していたのですが、運悪くその場所で黄旗が振られていました。どうすることもできません、これでジ・エンドです。今回は最初から最後までツキがありません。(キレ方が全然足りません!)
”まつてっく”は、最初から最後まで、それなりに淡々と走っていたようです。しかし、今までのべスラップを更新していたようで、順位はともかくとして、本人は大満足のようです。(今回のレースでは、イヤな予感(転倒?)が遠征前からビンビンしていたらしいのですが、無事完走したので、ホッとしていたみたいです)
まあ、全員何事もなくレースを走りきることができました。
2004 春のモトルネッサンス

今回の参戦者&サポート部隊


かいのう −−MR−V1  TRITON
カズ    −−グラストラッカーワンメイクレース
まつてっく−−MT−2   DUCATI 748SPS
とし    −−MT−2   DUCATI 748R


今回は、当チームのオリジナルメンバー全員が揃ってエントリーしました。(初めて!)
今年は気合いが入っているのか、それともただ単なる気まぐれか・・・・
”まつてっく”のモトルネ参加は初めてです。周りの「出るぞ、行くぞ」の声にまんまと引っ掛かり、偶然か、レース用サイド・アンダーカウルを購入し、カウルの塗装も発注していました。気合いは十分!
”とし”は、なかなか自由な時間が取れず、レースの準備が思うように進んでいません。(くそぅ!)
トライトン君は、この冬に思い切って大手術を施し、今までには考えられなかった「快調さ」を取り戻しています。
本当は、オーナーのカズ氏がトライトンでエントリーする予定だったのですが、この「快調さ」に気を良くし、ちょっと欲が出てしまいました。トライトンに日の目をみさせてあげよう!という事で、上位入賞をもくろんで、かいのう氏がエントリーする事となりました。(M900が、前回の悪夢からまだ仕上がってない事もあって・・・ですね)
ここで余ったのはカズ氏、暇つぶしも兼ね、またまたグラストラッカーワンメイクレースにエントリーする事になりました。マシンは当然レンタル!前回のエントリーで味をしめたようです。

そして、今回のレースに際し、カズ氏はまたまた変?な事を考えていました。何と、ベントラに自前のキャンピングカーを引っ張っていく、と言い出したのです。で、宿泊は当然キャンピングカーの中。しかも金曜日入りして、連泊をしたい!と言うのです。オイオイ!
やはり本気だったようで、かいのう氏とカズ氏は本当に金曜日入りしてピットを確保しつつ、キャンピングカー連泊を実行してしまいました。”とし”と”まつてっく”は通常通り、土曜日入りの重役出勤となりました。

同じMT−2に参戦していたTAKE-C@神戸さんより頂いた、MT−2決勝の写真です。
マシンは’02−748R、ゼッケンは60番です。TAKE-Cさんより声を掛けて頂いて、いろいろと盛り上がりました。同じ趣旨をもった人同士の会話ははずむものです。初対面でも全然問題なし!イベントレースでは、こういった事も楽しみの一つですね。
前より順に、”とし”、”TAKE−C”さん、某酒飲みYさん、デ○○ト片○さん、です。”とし”は、この後振り切って行ったのか?それともただ単に邪魔し〜だったのか?
この結果は・・・・やはりリザルトを見てください(笑)
”まつてっく”VS”TAKE−C”さんです。
この結果は・・・・リザルトでも見てください(笑)
GALLERY TOP

いよいよ決勝です。
まずは、今回上位入賞が期待できる”かいのう氏”のトライトンです。予選クラス2位の選手(こちらもトライトンです)とは予選タイムも大幅な開きがあるので、狙いはクラス優勝です。さて、スタートで大きく出遅れてしまい、なかなか思うようにポジション回復ができません。見た目にもストレートが遅い!です。それに比べ、予選クラス2番手のトライトンはバイクもよく走っているようです。タイムも良い!どうやら、予選では三味線をひいていたようです(ヤラレタ〜)。途中、このトライトンも「マフラー脱落しかけ」、のトラブルに見舞われていましたが、結局”かいのう氏”はクラス2番手でチェッカーとなりました。でも、表彰台です。ん〜、うらやましい!
どうやら、トライトン君、5500rpmまでしか回らなくなっていたようです。そりゃあ、ストレート遅いですわな。ちなみに、もう一台のトライトンは8500rpmまで回っていたそうです。ただ、ストレートが遅い分、コーナーでは頑張っていたようで、なんと旧車でヒザすりしながら攻めていたようです。それはタイムにも表われ、前日のタイムを大幅更新し、目標としていたタイムもクリア、2分9秒の立派なタイムが出ていました。


2004.03.28 レース当日


いやあ、今回は天気に恵まれています。雨は降らない、春先にしては暖かい、申し分のないコンディションです。(昨年とは大違いだ!)
予選のトップバッターは、”かいのう氏”のトライトンです。今回は、エンジンが掛からない等の基本的なトラブルは無いものの、思ったように上が回らない、と贅沢?な悩みを抱えていました。クラシックレースの場合、まず走れる状態か?が第一の関門となります。ここをクリアーすれば、今回は良い成績が残せる予感がしていました。(今回のエントリーの経緯としては、前述の通り、カズ氏では上位入賞が望めないので、かいのう氏をライダーとして、トライトンに日の目を見させてあげよう!という作戦です。)そうして、予選にも無事出走でき、何と「予選、クラス1位」となってしまいました。(総合トップという事ではありません、念のため・・・)ん〜、上出来です。
次の予選は、カズ氏のグラストラッカーです。マイペースのカズ氏は、タイムを気にする事もなく、当然のように逆ポール(笑)となりました。(毎度の指定席です)
そして、予選のトリはMT−2の”まつてっく”と”とし”です。一応二人とも気合いを入れていったのですが、あまりパッとしたタイムが出ません。(ちなみに、前日の”とし”のトラブルは解消されました!)どうも、キレ方が全然足りないようです。まあ、でも転ばなかったし、ヨシ、としときましょう

今回の写真も、当然のように"とし"の撮影です。走行写真については、一眼レフによる撮影です。コンパクトデジカメでは、まともな走行写真は無理です。
やっぱり、他人の写真ばかり撮っています(笑)オレの写真がねえぞ〜!
毎度の事ではありますが、走行以外の部分については、総帥カズ氏に仕切られてしまいました。キャンピングカーを無理矢理持ってくるわで、いったい何しに来たんでしょう?ピットでは、トライトンは赤じゅうたんの上に鎮座していましたが、これもカズ氏の意向です。(どこかで影響受けてきたんだろうな〜)危うく”まつてっく”や”とし”のバイクにも黄色のじゅうたんが用意されるとこでした。他にもピットの仕切りとして派手な飾りを考えていたみたいですが、「はずかしいからヤメテくれ!」と懇願してカンベンしてもらったところです。(ホントに何考えてんだろ・・・)
まあ、これが当チームの特徴なんでしょうねぇ。
総帥カズ氏曰く、
「走りで目立つのは無理なんだから、せめて他のトコで目立たんとアカン!」だそうな・・・・・

2004.03.27 前日練習


金曜日入りした両おいさんのおかげでピットが無事確保できました。パチパチ〜、と言いたいところですが、土曜日朝入りした時点で、まだピットに空きが・・・・・今までからでは考えられない光景です。そこまでエントリーが少ないのか?世相をモロあらわしています。モトルネでのこの光景は、ここ10年位みたことありません。
どっちにしろ、金曜日入りした意味ないじゃん!(ホント)
と言ってると、カズ氏曰く、「このキャンピングカーでパドック連泊する事が今回の遠征の目的じゃ〜」・・・いったい何しにサーキットに来てるんでしょうねぇ(笑)
それはそうと、”とし”と”まつてっく”が、土曜朝TI入りしてキャンピングカーを覗いてみると・・・・早速、車の中には、ウンチクの餌食となっている人がいます(爆)よく見てみると・・・・ト○○○ルの笠○さんです。TI最速衆もコース外ではカズ氏にかなわないようです。困ったもんだ・・・・・

それはそうと、ピットが確保できた事により、ゆったりとマシン整備や準備ができます。トライトンにいたっては、赤じゅうたんの上に鎮座しています。(カズ氏はコレがしたかったらしい・・・)危うく748には黄じゅうたんを用意されるトコだったのですが、”とし”は断固拒否しました。
そうこうしながら、午前中に全員が1本づつの練習走行を無事終えました。中でも、トライトン君は今までの悪癖を一掃し、キック一発始動の優等生に生まれ変わっていました。これなら楽です・・・・・と言いたかったのですが、そこは旧車!やはりオイルもれだけは完全には直っていませんでした。以前程ではないものの、走行毎にパーツクリーナーを片手に、”かいのう氏”が奮闘しています。しかしながら、トライトンがマトモに走っている姿を見るのは、実に久しぶりです。ただ、ストレートの伸びはいまいちで、他車にバンバン抜かれていました。
"とし"は、おNEWのブーツで走行してみたところ、チェンジペダルの位置が全然合わず、シフトミスの連発、それどころかチェンジしようとしたらチェンジペダルにブーツが届かないことも(泣)・・・だいぶタイムを損してしまいました。
それにしても、路面改修が行われたTIは本当に走りやすくなっていました。この好コンディションを生かす事はできるのでしょうか?

そして昼休みを挟み、カズ氏を除く3名は2本目の走行です。(カズ氏は、1本で終了、もうくつろぎ体制です)次の走行では、”まつてっく”と”とし”は同枠での走行です。”まつてっく”先行でコースインです。(ここで両名が「お前が先行けヨ〜」とやり合っていたのは言うまでもありません。こんなとこから潰し合いです。しょうがない人達ですな)
で、2周ほど”まつてっく”の後ろについていた”とし”は、3周目バックストレートでヤル気モードになり”まつてっく”をパスし、タイム出すべく気合い全開でメインストレートに戻ってきました。しかし、ここで異変が・・・突然オイル警告灯が点灯し始めたのです。「え゛っ????」、「うそ〜、まさかここでエンジンイッちゃったの?」でもエンジンはちゃんと回っています。「????」、「じゃあ、オイルもれ?」、でも見たところ派手にオイルも噴いていません。ここからの1周の長かったこと!様々な思いが頭の中を駆け巡りました(笑)。(エンジンO/Hのお金の工面をどうしよう?とも考えていました。)しょうがなくピットにもどって、とりあえずチェックです。ところがピットに帰ってみると・・・誰もいません。帰ってくる雰囲気もありません。しょうがなく壁にマシンを立て掛け、1人でカウルをはずしチェックしてみました。すると、オイルフィラーキャップ隣のオイルプレッシャースイッチからちょっとオイルがにじんでいました。どうやら、ここのオイルもれが原因のようです。とりあえず応急処置をし、再走行する事にしました。(作業が終わる頃、やっとカズ氏が戻ってきました・・・遅いわい!)走行終了後、入念にチェックしてみたところ、どうやらオイルプレッシャースイッチに問題があるようです。その後、いろいろと修復を試みてみたところ、どうにか修復できたようなので、急遽3本目をチェックの為に走行する事としました。
ところが3本目走行2周目で再度、オイル警告灯が点灯。すぐピットインしてみると、やはり同じ症状でオイルがもれています。ここで”まつてっく”号の748SPSからオイルプレッシャースイッチを移植して走行してみると・・・全く問題ありません。やはり、オイルプレッシャースイッチが壊れているようです。(高回転を常用すると噴き出すみたいです)走行後、”まつてっく”号にSWを戻し、明日の走行を実現すべく対策を・・・ん〜部品交換しかありません。ここで、ト○○○ルの塩○さんが翌日来るとの情報を聞きつけ、早速連絡して、部品を分けてもらう事にしました。(ありがとうございました!)
ヤル気モードをそがれて、トラブルでアタフタした”とし”、2回目の走行前にラップタイマーの電池切れで計測できなかった”まつてっく”(当然タイムも出ていません)、エンジンのフケがよくなくて悩んでいる”かいのう氏”、それぞれ悩み、うっぷんを抱えて前日走行の終了となりました。
いろいろとあったものの、ここからは一日を忘れて別世界。、恒例の行事となった、夜の湯郷温泉で疲れをふっ飛ばします。そして、メインイベント?のキャンピングカーでの宴会をこなし、今回の目的?(と、カズ氏が言っていた・・・)をきっちり果たしました。
今回のベントラ君は、後ろにキャンピングカーがついてきました。
どうみても、サーキット入りする姿じゃあないですな(笑)

これが、当チームの姿なのです。