その他ちょっと気になったもの


パドックを歩いていると、特にウェット走行後はカウルを洗っているのがよく目に付きました。その中で、ロッシ車(HONDA)、柳川車(Kawasaki)です。
また、ピットウォーク時にヤマハ車を見ていると、マシン毎に仕様が異なっているのが目に付きました。特に17号車(ノリック)は先行開発車(2本サス車)でもあって、並んでいる2台でも仕様が異なっていました。(ぱっと見、サイレンサー出口が違う)
また、他車でもテルミサイレンサーが昨年仕様車(普通のとりまわし)とメガホンタイプ?が用意されていました。メガホンタイプは出口が内部的に2本に分かれおり、なかなか凝ったつくりに見えます。
あと、APRILIAピットでは、カーボンホイールも見る事ができました。BRAKING社?のウェーブDISCとの組み合わせもあって、かなりの軽量なんでしょうねぇ。

1コーナー入り口で各車の音を聞いていると、マシン毎に特徴ある音を轟かせていました。DUCATIのDESMO SEDICIは言うまでも無く印象の強い音(ちょっとカン高めのF1のようなサウンド)ですが、ホンダはおとなしめの不等爆発音、スズキは割れるような高い音、カワサキは市販車の延長のような聞きなれた音でした。一番奇妙だったのが、ヤマハの減速時の音でした。ストレートでの音も、同じく直4のカワサキとは全然違う音でしたが、減速時の音は、バックトルクリミッターの作動する音と関係あるのか無いのか、回転が発するものとは違う妙なドロドロとした音がしており、「いかにもいろいろ制御してます!」的な印象でした。
個人的には音の好みは、DUCATI、ヤマハですね。(この音はTVではわかりません。やはり生で感じるのが一番です。)

今回の写真は、
  
  パドック内、そしてピットウォーク時です。
  
2003 motoGP in SUZUKA

DUCATI  DESMO SEDICI


今回、motoGPクラスの中で、一番の爆音と上質のサウンドを轟かせていました。
場内アナウンスでは、しつこいくらいに「直線番長」と紹介されていましたが、実際、HONDAのRC211Vをおさえ
予選、決勝共に最高速をマークしていました。
今回の予想としては、「ある程度良いとこを見せて、決勝はリタイヤだろう!」と考えていたところですが、決勝ではなんと1LAP目から何と4LAPも先頭を走り、見事表彰台にも上ってしまいました。
「恐るべしイタリアン!」  初戦にしては十分以上の活躍に、感激!
ただ、明らかに他のバイクと比べても挙動が大きく、見ていてハラハラもの・・・
今回、あのDESMO SEDICIの音が聞けただけでも、鈴鹿まで見に行った価値はありました。

今回の写真は、
  ピットウォーク時のDUCATIピットのDESMOSEDICIと、VIPルームのDUCATI.ルーム
    エンジンスターターがとてもセンスがあって綺麗です。
  前日フリー走行時のピット出口から1コーナー
  決勝当日の朝のフリー走行、ヘアピン入り口から200R入り口
    12号車はT.ベイリス、65号車はL.カピロッシ

motoGPクラス走行写真


ヘアピン(決勝当日朝のフリー走行)
  #74 故 加藤選手 (HONDA)
  #46 V.ロッシ選手(HONDA)
  #3  M.ビアッジ (HONDA)
  #8  G.マッコイ選手(Kawasaki)
決勝グリッド
決勝終了後のV.ロッシ選手と芳賀選手

125cc、250cc走行写真


最終シケイン1個目、2個目  (125cc)
130R立ち上がり        (125cc)
スプーン1個目進入       (125cc、250cc)
TVで見るレースと生でみるレースは別物です。
確かに、TV中継の方が各セクションの中継を取り混ぜながら解説つきになるのでわかりやすいですが、やはり五感を使って生で感じるレースの迫力にはかないません。
是非、生で観戦してみて下さい。


なお、今回の観戦にあたり協力していただいた関係者の方には、お礼を申し上げます。

aprilia  RS3 CUBE


3気筒エンジンということもあって、DUCATIの次に楽しみにしていたのが、APRILIAのRS3 CUBEです。
ところが、あまりのDUCATIの活躍により、大きく目立ったものを感じず終わってしまいました。
パドックを見てみると、他メーカーと違う点を感じるところがありました。他メーカーを覗いていると、全体的にマシン等を隠す傾向にあったのですが、ここだけは開けっぴろげ状態で「どうぞ、勝手にみていってちょ!」的な印象を受けました。パーツも結構通路に近いところに置いてあり、監視している様子もありませんでした。ちょうどウェットのフリー走行を終えた後にパドックを歩いていると、コースアウトした45号車を洗車していましたが、全く隠すこともしていませんでした。(ちなみに、同じくコースアウトしたヤマハの4号車を洗車していたので写真を撮ろうと構えると、スタッフに止められました。)
おかげでよくマシンを観察することができました。特にアルミフレームやスイングアームの形状はなかなかの美的センスを兼ね備えていました。これからの活躍を期待したいところです。

今回の写真は、
  
  パドック内、そしてピットウォーク時でのRS3 CUBEのストリップ状態
  決勝当日の朝のフリー走行、ヘアピン
    41号車は芳賀紀行、45号車はC.エドワーズ
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