このカラーリングに決定した経緯として、
まずはタンクが黄色のままである事でした。一応街乗りも考慮していたので、タンクが黄色のままで違和感が無いと考えていたのです。サーキットに持ち込む時には、タンク以外は全て外装はレース用カウルに変えてしまう予定だった為、この選択でGOしたのでした。方針としては、「マシンはかっこよく綺麗であるべし」

当の本人も仕上がったカラーリングには満足していたのですが、いざサーキットに持ち込んでみてびっくり!最初、オートポリスに持ち込んだ時は特に思わなかったのですが、TIサーキットに行ってみると・・・・
同じカラーリングの748/916系マシンが何台もいるじゃないですか!これには同行した”とし”もびっくり!本人もガックシ・・・
帰る頃には、「えぇい、このカラーリングはやめじゃあ!」と言う始末でした。
と言っても、すぐに変える訳にもいかず、しばらくはこのままで行くことになりました。
しばらくこのままで頑張っていたのですが、もう一つ問題が出てきました。「目立たないのです!」
走っている本人にはわからないのですが、タイム計測や位置確認がしづらいのです。
前から見ると、白いゼッケンスペースに、まわりは紺色。単独で走っているときは何とか確認できても、何台かと絡んでいるときは、その存在に気がつきません。気がついたら目の前を過ぎていたこともしばしば・・・
近くで眺めている時はなかなか良いカラーリングなんだけどなあ。いろいろステッカーを貼ってみても思ったほどの効果は得られませんでした。
こちらが、最初のカラーリングです。
通称「コロナカラー」です。この当時(1997年)に、カラーリングをどうしよう?という事で、本人の意思を無視し、ちょうどオープンスーパースポーツ(現WSS600)クラスで活躍しチャンプマシンとなった748レーサー(F.ピロバーノ車)のカラーリングを勝手に決定しました。
全く一緒のカラーリングという訳ではなく、若干色使いは変えてあります。
なかなかGOODな仕上がりです。
現在はWSSでアルスタースズキGSX−Rが採用しているカラーリングの原型です。
レース用カラーリングの変遷
これまでの諸問題は一気に解決しました。
走っている本人には全く関係ない事(笑)ですが、このピンクは目立ちます!!もうどこを走っていてもひと目で確認OKになりました。カメラのファインダー越しに見ていても楽です。この頃にはマルケの金色ホイールに換装した事もあり、マシン全体から主張が感じられるようになりました。ちなみに、サイドカウル横のノーマル然しとた「DUCATI 748」のカジバデザインロゴステッカーは”とし”手作りステッカーです。
そして、これが現在のカラーリングです。
2002年のシーズンから使用で、カラーリングの考案は全てかいのう氏です。
アッパーカウル、シートカウルのデザインは996ファクトリーレーサーの流れをくんだもので、フレームのつや消し緑色(ダーマントグリーン)との調和をはかるものですね。
これはこれでセンスあふれるデザインです。
Fフォーク
スクーデリアオクムラMEチューニング
  インナーチューブはチタンコート
  アウターチューブはカシマコート

  スプリングはノーマルを使用

以前は、ガルーダ製のFフォークKITも使用していましたが、結局こちらに落ち着きました。
Rサスペンション
OEMオーリンズ スプリングは80Nmに変更
  機械式イニシャルアジャスターを追加

でも、サスボディが旧型の為、あまりイニシャルアジャスターが活用できていないらしい・・・
ステアリングダンパー
オーリンズ
ダンパーボディ側は取り付けステーと接触していません。よく考えているなぁ
ちなみに、ノーマルダンパーとのフリクションの差は歴然です。
ホイール マルケジーニ 鋳造マグネシウム
 F:3.50×17  R:5.50×17
ブレーキパッド BREMBO レーシングパッド
Fブレーキパッドピン
プラスミュー ステンレスDリング付
Fブレーキマスター BREMBO 19φ×20 ラジアルポンプ
クラッチマスター
BREMBO 16φ×18 ラジアルポンプ

これを装着したら、よけいにクラッチ操作が重くなってしまいした。
Fブレーキローター OEM BREMBO鋳鉄
チェーン DID ERV2−520
Rスプロケット ガルーダ 37T〜41T
 スプロケットキャリアも必然的にガルーダ製へ交換します。
ステップ AELLA シフトペダルは除去しDUCATI PERFORMANCE
オートシフター バトルシフター セミオートタイプ(シフトダウンは手操作)
マフラー OEM テルミニョーニ ALL50φ カーボンサイレンサー
プラグ DENSOイリジウムレーシング IXU01−31
バッテリー
軽量密閉型に変更 GS GTX7−BS
EPROM DUCATI PERFORMANCE 純正付属品
フレーム

カドワキパウダーコーティング
エアクリーナー FBF ツインエアフィルター
クラッチ
STMダイヤフラム式スリッパークラッチ
ブリーザータワー DUCATI PERFORMANCE
レギュレータ ガルーダ対策品
各アルミボルト ポジポリーニ
各チタンボルト ベータチタニウム
カーボンパーツ
CMコンポジット
 Fフェンダー
 Rフェンダー(チェーンガード兼用)
 センターカウル
 エグゾーストカバーSPSタイプ
 エアボックスCORSAタイプ
 エアフィルターボックス
 ヘッドライトケース
 シートカウル固定キット
DUCATI PERFORMANCE
 スイングアームカバー
レース用カウル チーム・ファンデーション
 アッパーカウル、シートカウル、左右サイドカウル
 ボトムカウル
 外装はオールペイント
要フィッティングです。
メーター
STACK ST−500SR メーターKIT

このステッピングメーターの動きは絶品です。
なお、スピードセンサーはFブレーキディスクにてセンスしています。
スクリーン DUCATI PERFORMANCE アップスクリーン
タイヤ メッツラー レンスポルト RS2/3
 F:120/70−17  R:180/55−17
DUCATI '97 748SP
ちょうどこの748SPが発売された頃(916系に遅れること1年)は、当時DUCATIを所有していたカジバの経営危機の頃で、各車両(特に正規輸入車)の輸入状態が悪い時でした。このSPも例外ではなく、748SPが発売される時に速攻でオーダーを入れた(1995年)ものの、実際納車となったのは1997年でした。おまけにその間に車両価格も30万円程値上がりするというオチもつきました。
それにしても、よく待ったもんだ・・・
916系が赤色だったところに、748SPは黄色一色での発表で、とても新鮮でかっこよく映りました。まだ、DUCAT全モデルにおいて黄色が少なかった事もあり、とにかく目立っていました。
装備については、さすがSPモデルといえるもので、モノポスト系とは様々なパーツが変わっていて、十分所有欲を満たしてくれるものでした。また、付属パーツとしてレーシングスタンドと黄色の車体カバー、テルミニョーニの50φカーボンサイレンサーとテルミ用EPROMがついていました。ちなみにエキパイは、中間パイプからサイレンサーにかけて50φです。
当初乗った印象としては、750ccの2気筒というエンジンの先入観を良い意味でうち破るもので、不足どころか十分以上のパフォーマンスを見せてくれました。また、ハンドリングについては、多少気難しい(といっても昔のドカの比ではありません)ところも感じる点はありますが、人間の感性に訴えてくるものを感じ、とても操って楽しいものでした。
タンブリーニデザインも、機能性を兼ね備えた上でのもので、発表から年月が流れた今でも色あせること無く、眺めて、触って、乗って楽しめるバイクです。
BIKE & TRANPO TOP
これがバージョン2です。
上記の反省を考慮し、アッパーカウルとシートカウルの上部分をピンクに変えました。本人は「オレンジにしたい!」という希望もあったのですが、諸事情もあって、ご覧のような感じに変わりました。
ピンクの部分が入っただけで、雰囲気はガラッと変わりました。これはこれでナイスです。